2025年JUNGLIA(ジャングリア)オープンに向けて、再度注目が集まっている名護市。東京から名護市に移住して11年目のわたしから、大人向けの遊びスポットや観光スポットを紹介します。どこも実際に友人が来沖した際に紹介するスポットなので、旅行計画の参考にしてくださいね。
名護市の魅力は、山・川・海の自然を網羅できるところ
名護市は、辺野古がある東海岸から、市街のある西海岸まで、沖縄本島を東西に縦断する広いエリアに渡ります。そのため、名護市にはマングローブや東海岸の天然ビーチ、広い芝生でのんびり過ごせる人工ビーチのある公園や滝が美しい川、頂上から名護湾を見渡せる簡単にトレッキングできる山や難易度の高い山など、山・川・海の自然を楽しめる場所が沢山あります。
11年も名護市から離れずに、いまもなお住み続けているのは、美しい自然に囲まれるだけでなく、大人でも楽しめる場所があるから。ちょっと不便なところも楽しい名護市の魅力を、お届けします。
大人向け!名護市のおすすめの遊び場(定番)
大人が楽しめる、名護市定番のおすすめの遊び場を紹介します。
①名護城トレッキング(難易度低)
名護湾を一望できる場所に位置する名護城(なんぐすく)には、子どもと遊べる公園や青年の家のほか、老若男女が簡単にトレッキングできる登山道が複数あります。
複数箇所にある東屋からは、美しい海を望める絶景を楽しめます。トレッキングは、20分ほどで簡単に頂上に辿り着けるポイントから、城の下方面から2時間ほどかけてゆっくり頂上を目指すコースまでさまざま。
天気がよい日は特におすすめ!展望台でお弁当を食べるだけでも格別です。近くの展望カフェ「名護城公園ビジターセンターSubaco」で飲み物をテイクアウトし、まずは展望台に行ってみて!
また、1月下旬から2月上旬までは、ヒカンザクラが咲き誇り、ピンクに染まった景色も楽しめます。冬でも晴れが続く日は、20度近くまで気温が上がる沖縄では、真夏よりも11月から5月ごろまでがトレッキングシーズンです。名護市の絶景を気軽に求めるなら、まずは名護城へ行きましょう!
参考リンク:名護城公園
②21世紀の森公園でのんびりウォーキングやジョギング
21世紀の森公園は、名護市民憩いの場所です。西海岸沿いに位置し、広い芝生やバーベキュー広場、海水浴場やマリンスポーツが楽しめるほか、ラグビー場や野球場・サッカー場やバスケットボール・スケボーを楽しめるエリア、そして日ハムのキャンプ地になっているタピックスタジアムがあります。
21世紀の森公園の楽しみ方は、のんびり散歩やジョギングがおすすめ!近隣の飲食店でテイクアウトした軽食を持って、東屋でランチするのもよし!サンセットも美しいスポットなので、夕方のサンセットタイムに行けば、心が癒されるでしょう。
また、早朝6時ごろからウォーキングやジョギングするのにもイチオシの場所です。地元住民のほか、キャンプシーズン中は日ハムの選手もジョギングしていますよ!遊泳シーズンでなくても、気軽に海を満喫できる市民憩いの21世紀の森公園は、名護市の観光スポットで外せない場所です。
参考リンク:名護市役所
③SUPやカヤックなどのマリンアクティビティ
マリンアクティビティが充実している沖縄ですが、名護市のおすすめはSUPやカヤックなど、海のうえを楽しむマリンスポーツです。同じ名護市でも西海岸と東海岸では、違う景色を楽しめます。気軽に楽しむなら、市街地に近い西海岸での体験がおすすめ。よりディープな沖縄、より自然に近い沖縄を楽しみたいなら、東海岸がイチオシです。別日に両方のエリアで楽しめば、それぞれの魅力を比較できますよ。
たとえば、西海岸はサンセットポイントなので、サンセットタイムでの体験を。東海岸では朝日を楽しむサンライズツアーに参加するのもよいでしょう。SUPで波乗りする「SUPサーフィン」もおすすめです!
④源河川で森林浴
沖縄県内からも連休や夏休みに入ると、たくさんの人が遊びに来る「源河川(げんかがわ)」。やんばるの亜熱帯の植物に囲まれた場所ですごす時間は、サウナのような「整う」効果もある?!
川の途中にいくつか川にアクセスできるポイントがありますが、駐車場がないので、地元の人と一緒に行くのがベターです。ご自身で行く際は、道路の邪魔にならないように路駐し、あまり奥まで行かない方がよいでしょう。
夏場は家族連れが多く訪れるので、浅瀬で少しじゃぶじゃぶし、河岸に座ってお弁当を食べるのが大人の楽しみ方!観光ついでに寄ってみるくらいの気持ちでぜひ訪れてみてくださいね。
⑤北部の美しい海でダイビング体験
名護市では北部地域のなかでも、ダイビングスポットとして有名ではありませんが、喜瀬ビーチ周辺ではお気軽にダイビングを楽しめます。マリンクラブ ベリー 喜瀬店は、「かねひで喜瀬ビーチパレス」内にあるマリンアクティビティ業者なので、駐車場・手荷物預かり・温水シャワーや更衣室も無料で利用できるのがポイント!
名護市に滞在していて、ダイビングしたいけどポイントまで行く時間ももったいない、という時間がない方にもおすすめです!
⑥夜のマングローブ散策
名護市の西海岸には、マングローブもあります。ただのマングローブツアーは、大人には少し物足りないかも?!そこでおすすめなのが、夜のマングローブ散策です。
珍しい生物の発見だけでなく、満天の星のもとさとうきび畑を歩いたり、マジックアワーと呼ばれる夕刻の美しい景色を望んだりと、楽しみ方満載。特別な散策となるでしょう。
大人向け!名護市のおすすめの遊び場(穴場)
大人が楽しめる穴場の遊び場をご紹介します。知る人ぞ知る楽しいツアーが満載です!
①東海岸の美しい海を一望できるパラセーリング
名護の西海岸の美しい海と山沿いの景色を一望できるパラセーリングは、特に大人に人気のアクティビティです。「カヌチャベイホテル&ヴィラズ」内のアクティビティ業者が主催なので、プールとシャワー、更衣室などの施設を無料で使えるのもGOOD!
西海岸はジュゴンが生息する静かで美しい海と山が広がる、自然豊かな場所です。海のうえからは壮大なサンゴや透き通った海が望めます!
②名護湾を一望できる「三角山」登山(難易度高)
舗装されていない山道をひたすら登り、頂上はまさに三角!の三角山登山。詳しい人と行かないと遭難してしまう山ですが、頂上からの景色は絶景そのもの!
ただし、琉球新報の記事でも、近隣の山の遭難について記事が上がっているので、知らない人同士で行くのは危険です。「勝山BASE CAMP」ではガイドつきのツアーがあるので、必ずガイドをつけて楽しんでくださいね。問い合わせの際「三角山に登りたい」と伝えれば、プランを作ってくれると思います。まずは一度問い合わせを!
③沖縄家庭料理体験
もずく(スヌイ)の天ぷら、パパイヤイリチー(炒め煮)、ジューシーメー(沖縄風炊き込みごはん)、アーサ(あおさ)のお汁、アガラサー(月桃風味の黒糖蒸しパン)、カーサ―ムーチーなど、沖縄の家庭料理を地元の人に教えてもらうコースです。
特に沖縄風炊き込みご飯「じゅーしぃ」は、家に帰ってからも作れるお気軽な家庭料理。各家庭により味が異なるので、家に帰ってオリジナルレシピに仕上げるのも楽しいポイントです。レシピはもらえるので、手に入る食材でアレンジして、家庭でも沖縄料理を味わえるようにしましょう!
家に帰っても楽しめる、沖縄好きなら外せない体験ですね!
④水陸両用車でいく絶景ジャングル探検ツアー
Instagramで人気のTarzan Yassuによる、「水陸両用車でいく絶景ジャングル探検ツアー」。秘境を目指して、森・絶景ポイント・川を回れるジャングル探検ができる、格別なツアーです。
どんな悪路でも走行できる水陸両用車を使用しているので、雨の日でも催行可能。雨に濡れながらやんばるの自然を駆け巡る体験は、思い出深く残るでしょう。高台からは水平線や運がよければウミガメも見られ、希望で川遊びも追加できます。
やんばるの遊びを追求し続けたTarzan Yassuならではのツアーは、楽しいこと間違いなし!
⑤船を1日チャーターして釣り体験
船を1日チャーターし、好きなポイントで釣り放題の釣り好きにおすすめのプランです。船にはグルクン用竿・リール、大物用竿・リール、仕掛け、エサ、クラーボックス、氷等釣りに必要なものはすべて揃っているので、手ぶらで参加できるのもGOODです。
釣った魚は居酒屋に持ち込んで調理してくれるので、釣った魚をその日に味わうことも可能!沖縄ならではの魚から、アカジンなどの高級魚getを目指しましょう!
⑥やんばる部族フォトフォトツアー
先述した、Tarzan Yassu-による、Tarzan Yassu-ならではのフォトツアーです。部族を模した化粧でやんばるの大自然のなかで写真撮影!美しく幻想的な写真から、楽しい写真まで幅広く撮影してもらえます。
名護ならではの人気ツアーは、SNSでは3ヶ月待ち!予定が合えばぜひチェックしていただきたい、ユニークな体験ツアーです!
⑦滝を目指すジャングルリバートレッキング
名護市の秘境の滝を目指す、リバートレッキングツアーです。知る人ぞ知る、名護市街地からすぐそこにある秘境の滝。ご自身では辿り着けないポイントに、ガイドが周辺案内を含めて連れて行ってくれます。
川に浸かりながら滝を目指すのもよし!濡れたくなければ、横の歩道を歩いてもよし!気軽に滝を目指せるので、はじめての人でも楽しく体験できるのがポイントです。
大自然に囲まれた場所は、癒し度抜群。亜熱帯の木々に囲まれ、住宅から離れたポイントで、源河川よりも、よりやんばるのジャングルを感じられます。
やんばるの自然を気軽に楽しみたい人に、イチオシです。
⑧ザ・リッツカールトン沖縄で極上のスパ体験
ラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン沖縄」で受ける、極上のスパ体験です。施術のあとは、スパ施設内にある「ヒートエクスペリエンス(温浴施設)」を利用でき、風化珊瑚タイル岩盤浴や、ひのきのドライサウナと温浴施設を思う存分堪能できます。
リラクゼーションエリアにはフレーバーウォーターや紅茶が置いてあり、リクライニングチェアでのんびり過ごせるのもGOOD!極上ホテルの極上スパを満喫できるのは、大人の贅沢ですね!
⑨レンタル3輪電動トライクで海風を感じながらツーリング!
名護市・屋我地(やがじ)島を、レンタル3輪電動トライクでツーリングするプランです。もちろん、屋我地島から出てもOK。古宇利島へアクセスのよい場所でのレンタルになるので、美しい古宇利大橋を3輪電動トライクで渡れるのもおすすめポイントです。
屋我地島はさとうきび畑に囲まれた、のどかな風景が続くエリアなので、車ではなく3輪電動トライクでゆっくり回るのがベストなスポット。AT普通自動車免許で乗れるので、運転免許を握りしめてレッツゴー!
⑩職人直伝!琉球藍染体験
自分だけの特別な作品を作れる、沖縄の伝統的な染料『琉球藍』による藍染め体験です。源河エリアにある民家で、静かに心と向き合いながら染色体験ができます。職人から直伝してもらえるので、染め方のコツやポイントも教えてもらえます。
事前に伝えれば、染めたいものを持ち込み可能!白いTシャツやバッグなどを、オリジナルに染めるのもおすすめです!
大人向け!名護市のおすすめ観光スポット(定番)
大人が楽しめる、名護市の定番観光スポットをご紹介します。
①「オリオンハッピーパーク(オリオンビール名護工場)」で出来立てのビールを試飲
オリオンビール株式会社 名護工場で開催されている工場見学は、最後に出来立てのビールの試飲が待っている名護市ならではの観光スポット!工場直結の出来立ての生ビールの味は、格別です!もちろん、ノンアルビールやジュースも提供されるので、飲めない人も楽しめます。
名護に来たら出来立てのオリオンビールは、外せないスポットです!
参考リンク:オリオンハッピーパーク
②「ひがし食堂」で人気のぜんざいを食す
名護市の代表的な食堂といえば、ひがし食堂!なかでも有名なのが、沖縄風かき氷の「ぜんざい」です!皆さんの想像する「ぜんざい」とは一味違う、沖縄の「ぜんざい」は、甘く煮詰めた豆と白玉のうえに氷が乗ったかき氷のこと。たくさんの食堂で提供される定番メニューですが、ひがし食堂の人気の秘密は、ふわふわの氷にあります。
OKITIVEの記事にも掲載しているので、詳細はOKITIVEにてご確認くださいませ!おいしいよ!ここも外せない!!
愛され続けて50年!「ひがし食堂」のふわふわミルクぜんざいで涼を味わう(名護市)
③名護のひんぷんガジュマルを見学
名護市のシンボル「ひんぷんガジュマル」も、名護市を語るうえで外せないスポットです。
国の天然記念物(植物)に指定された、推定樹齢は330年の巨樹。圧倒的な存在感で独特な雰囲気を放つガジュマルは、一見の価値あり!なお、上記①〜③は近隣なので、車を停めて3つを一気にまわるのがおすすめです!
参考リンク:名護博物館
大人向け!名護市のおすすめ体験(穴場)
大人が楽しめる、名護市のおすすめ穴場観光スポットを紹介します。どれもイチオシです!
①収穫からつくる一杯のコーヒー
沖縄で、コーヒーを栽培してるんです!収穫して焙煎して飲める、特別な体験です。
中山コーヒー園で、コーヒーノキから赤い実を収穫し、果肉を取り出し生豆を焙煎!普段口にしているコーヒーの原形から一杯になるまでの全ての工程を体験できるコースです。沖縄は亜熱帯多雨林という特別な気候ゆえ、南国でしか栽培できないコーヒーやカカオの栽培に挑んでいる農園が、北部に数ヶ所あります。
私も体験したことがありますが、自分で作ったコーヒーはなんともいえない味(笑)。プロの技を尊敬し、コーヒーをもっと大切に飲もうと思えた体験でした。
日本でも数少ないコーヒー収穫から一杯を作れる体験は、名護に来たら外せない!!
②「グラスアート藍」で琉球ガラス体験
1998年の創業以来、琉球ガラスの器やインテリアガラスを販売している、人気店です。体験は、グラスやお皿・吹きガラスやアクセサリーガラス体験など多岐にわたって用意されています。
現在「じゃらん」で掲載をしていませんが、公式サイトでは申し込み可能。ピーク時は予約が取れない人気店なので、気になる方は早めにチェックするとよいでしょう。
参考リンク:グラスアート藍
③泡盛蔵元「ヘリオス酒造」で工場見学
泡盛を製造・貯蔵する、実際の現場を見学できるプランです。ヘリオス酒造は泡盛だけでなく、「蔵ねこのゆずシークヮーサー」や、沖縄で作られた大麦とゴーヤー・こだわりの酵母・ホップを使用した「島ビール」を販売する、ユニークな蔵元です。
「くら」の原酒、約2600もの樫樽が眠る古酒蔵や、県内では珍しい銅製のポットスチルを備えた蒸留機など、泡盛の製造現場や歴史などを感じられる工場見学では、無料・有料の試飲も可能!
酒蔵見学は大人の楽しみのひとつ!名護市発の泡盛の味を堪能できる工場見学も、要チェックです!
実は那覇空港内に2022年にブルワリー併設レストランもオープンしているので、お帰りの際に覗いてみてくださいね。
参考リンク:ヘリオス酒造
名護市は定番から穴場がいっぱいある魅力に溢れた街!
名護市は、山・川・海に囲まれた、魅力がたっぷり詰まったエリアです。これまで知らなかった穴場スポットもたくさんあったのではないでしょうか。特に川はマイナスイオンたっぷり!亜熱帯ジャングルで囲まれた場所で過ごす時間は、格別なひと時となるでしょう。琉球藍や琉球ガラス体験・そして蔵元見学など沖縄ならではの体験もたっぷり楽しめるのが、名護市の魅力です。1日滞在するだけでは勿体無い!ぜひ数日間過ごして、名護市ののんびりした空気感に癒されてくださいね!
宿泊の紹介記事はこちらでご覧ください。