ハイタイ!
東京から沖縄に移住して8年目、シンママフリーランスのRIKA(@rikaokda)です。
旅行をしていると「あー、もっと歴史を勉強してから来れば良かった」と思うことありませんか?
今いるこの歴史的建造物の背景にはどんな事実があったのか。
そしてその時代の人は何を思ったのか。
それを知識として持っていたらきっと違う感情を抱いただろうな、と思うこと、ありませんか?
そこで今回は沖縄旅行前に読むと、より沖縄旅行を楽しめるのではないかな、と思っている本をご紹介したいと思います!
こんな方におすすめ
- 沖縄旅行前の方
- 沖縄が好きすぎる方
- 沖縄をもっと知りたい方
- 沖縄に行きたくてうずうずしている方
- 沖縄戦について学びたいけど難しいのが嫌な方
沖縄旅行前に読みたいおすすめの本/原田マハ著『太陽の棘』
原田マハさんは美術小説家としても有名で、ピカソの「ゲルニカ」やルソーの「夢」などにまつわる話を恋愛小説やミステリー小説に変えて、読者をいとも簡単にその世界に引きずり込みその背景を学ばせてくれる天才作家です。
原田マハさんのデビュー作は恋愛小説『カフーを待ちわびて』
原田マハさんは恋愛小説『カフーを待ちわびて』を書いた作家さんで、『カフーを待ちわびて』は玉山鉄二さん主演で映画化にもなりました。
沖縄ののんびりした雰囲気の中で繰り広げられる玉山鉄二さんの葛藤が、なんとも沖縄らしい!
ここの舞台となった家は『今帰仁村(なきじんそん)』にあります。
今でも残っている商店です。ぜひ探してみてくださいね。
書きたかった、そして、書かなければいけなかった『真実の物語』
『太陽の棘』はその『カフーを待ちわびて』の後に生まれた作品です。
沖縄について自分は書くべきことが他にあるのではないか、という思いに猛烈に駆られ出来上がったのが『太陽の棘』だそうです。
『太陽の棘』はある史実を基に書かれました。
作家になる以前、私は、20年近く美術関係の仕事に携わっていた。
フリーのキュレーターをしていた頃に沖縄を訪れ、すっかり惚れ込んで、「癒しの島」沖縄を描いてみたいと思い立った。そうして書いたのがデビュー作となったラブストーリー「カフーを待ちわびて」である。アートとはなんの関係もない物語にしたのも、大切なテーマだから簡単に書いてはいけない、という強い自制が働いてのことだった。
しかし、沖縄の物語によって幸運にも作家デビューを果たした私の中には、実は強い違和感が残っていた。確かに沖縄は「癒しの島」である。多くの観光客が訪れるリゾート地であり、若者たちがのんびりした暮らしに憧れて移住する新天地でもある。その一方で、凄惨な戦争を体験し、米国の支配下にあった歴史を持ち、いまなお基地問題は解決していない。何度も沖縄に通ううちに、本土に対する沖縄人の複雑な思いも知らされた。
これらの史実や事実に蓋をして、私は可能な限り「夢のようにきれいな」物語を書いた。しかし、沖縄をあまりにも美化し過ぎてはいまいか、沖縄の真実から目を逸らしてよかったのだろうか、という思いを消せずにいた。
引用:文藝春秋(全文はこちら)
そんな原田マハさんによる史実を基に書かれた『太陽の棘』は、『ニシムイ美術村』の若き画家とアメリカ軍医としてやってきた若者との間に行き交った感情を描いた作品となっています。
『太陽の棘』を沖縄旅行前に読んでほしい3つの理由
その1:沖縄戦という歴史の中の一つの事実を知ることができる
『太陽の棘』には、沖縄戦時であったにも関わらずアメリカ人と日本人との間に生まれた友情が描かれています。
若き画家の作品を主人公は母国アメリカに持ち帰り、そして大切に保管していたのです。
沖縄戦という残虐な歴史の中で、支配するものと支配されるものの間に生まれた友情。
しかもこれはフィクションではなく事実だと思うと、色々な感情が湧き出てきます。
一つの事実としてこのようなことを知ることが出来るのは良いことです。
また、戦争の本は得てして難しいものが多いです。
そこで、まずは『太陽の棘』を読むことで「もっと知りたい」と思うきっかけになり沖縄戦について前向きに勉強することが出来るようになります。
これから沖縄戦について学ばなければならない、けど難しくて頭が混乱する、と思っている方の第一歩としてもおすすめです。
その2:読んでいると簡単に世界に入り込め、沖縄の美しい情景が目の前に広がる
原田マハさんの作品の特徴としては『読んでいると簡単にその世界に入り込める』点です。
一見難しそうであっても、読み進めれば進めるほどに簡単にページが進み、目の前に本の中世界が広がっていきます。
沖縄に行きたい、けど行けない!とウズウズしている人にとって、映画を観るよりも本を読む方があなたの好きな沖縄の世界に入ることが出来おすすめです。
沖縄戦という時代であっても残虐な内容ではなく、あくまで若きアメリカ軍医の目に映った当時の沖縄と沖縄の人のことが描かれた作品です。
当時の若者には沖縄はどう映っていたのか、沖縄はどれだけ素晴らしい場所なのかを再確認することが出来ます。
その3:読み終わった後もっと原田マハさんの作品が読みたくなる
とても集中して本の世界に浸れ、映画を観るよりも本を読む方が楽しい!と気がつくことが出来る貴重な本です。
そしてこれをきっかけに本を読むことにハマり、他の作品も読みたくなります。
夜寝る前にスマホで動画を観るのではなく、本を読んでその世界に浸る。
そんな風に1日を終わることが出来たら良いですよね。
原田マハさんの他のオススメの作品
『太陽の棘』以外で私が猛烈に推したい原田マハさんの作品がこちらです。(沖縄の話ではありません)
もちろん、原田マハさんの本は全て面白いです。
難しい題材にも関わらず、すごく簡単に読めてしかも本の世界にすっと入っていけます。
夜中に電気を暗くして読むとより集中してその世界観を楽しむことができ良いです。
読書のお供のおすすめアイテム
読書のお供としておすすめのアイテムを紹介します。
読書のお供のおすすめアイテムその1:首掛け式ライト
まずはライト!
より本の世界に浸るのであれば、出来れば普段目にしているものをなるべく遠ざけると良いです。
電気を消してライトだけで読み進めると、グイグイ本の世界に引っ張られますよ。
首掛け式のライトは読書だけでなく、夜中にお手洗いに行くときにも重宝します。
LEDネックブックライトUSB充電式、ハンズフリー、4つの超高輝度LED電球、3つの調整可能な明るさ、ベッドでの読書、編み物、ウォーキング、ジョギング、夜の修繕に最適( ブラック )
読書のお供のおすすめアイテムその2:ハーブティ
夜の読書からそのまま睡眠に入れるのがベストですよね。
睡眠導入剤的な役割を担ってくれるのがハーブティです。
特に『カモミール』は心身をリラックスさせる効果があると有名ですよね。
カルディでも買えるセレッシャルシリーズは飲みやすくノンカフェインで夜飲むのにぴったりですよ。
カモミール以外でおすすめがセレッシャル ベンガルスパイス。
お湯に浸ける時間が長ければ長いほど、シナモンの甘みと辛みが煮出されてとっても美味しくなりますよ。
私はポットにお湯と茶葉を1袋入れて1時間以上放置してから飲むのが好きです。
ミルクを入れるとチャイになるので、ホットミルクにして夜飲むのもおすすめです。
読書のお供のおすすめアイテムその3:ガラスのカップ
ハーブティを飲むならやはりガラスのカップが欲しいですよね!
ハリオのこのカップは口当たりが非常に良く、よそ見しながら飲んだらこぼしてしまった!なんてことが起きにくいです。
HARIO(ハリオ) 香り マグカップ 耐熱ガラス 電子レンジ/食洗機対応 330ml 日本製 HKM-1T
また、花が開くタイプのジャスミンティをこのグラスに入れたらとっても可愛く花開いてくれます!
Bacilio 中国茶 花茶 工芸茶 水中花籠 ジャスミン 花咲く芸術品 双竜プレイビーズ 双龙戏珠茶 (14個)
こういうものを眺めながら本を読む夜の時間は、最高に贅沢ですよね♪
沖縄旅行前に絶対に読みたい本について/まとめ
本記事をまとめます
- 沖縄旅行前に原田マハ著『太陽の棘』は絶対に読んで欲しい
- 『太陽の棘』を読むだけで沖縄にいった気になれる
- 沖縄戦について学ぶきっかけを作れる
- 『太陽の棘』がきっかけで読書習慣が出来る
- 1日の終わりを読書とハーブティで締めくくることができる
是非好きなアイテムを探して素敵な読書習慣を♪