ハイタイ!
東京から沖縄に移住して8年目、シンママフリーランスのRIKA(@rikaokda)です。
最近『バチェロレッタ』を観て徐々にはまってしまい、もっと掘り下げたくて『バチェラー』も観たのだけどそれらに引っかかるものがありました。
いざ自分がその立場になってみると分かる、非常に差別的な考え方。
貧乏人は金持ちとは一緒になれないのでしょうか。
そんなことを思ってしまいました。
(出演者に対する批判ではありません。ただ、こういう考え方って当たり前のことのようで実はすごく差別的だったんだな、と気が付いただけです。)
まだ観てない方はこちら!
私も育った環境が一緒の人がいいと思っていた
けどそれってある程度大人になると育った環境よりその人自身の人間性が重要だって分かるし、それが分かりやすいのが『育った環境』であるだけで本来環境で人となりは分からないんだけど、当事者になってみると非常に差別的な考え方だなと思った— Rika | 地方創生ディレクター (@rikaokada) November 12, 2020
片親の家庭に育った子どもの行く末を見た気がしたのです。
そしてそれに対してどう思ったのか、私たちはどうしてあげる事が出来るのか。
今回はそんなことを書いていきたいと思います。
こんな方におすすめ
- 片親環境の方
- 片親環境である事が原因でお相手との結婚が破談になってしまった方
- シングルマザー(シングルファザー)として子どもたちに教えることは何かを一緒に考えてくれる方
- 私の娘
一個人の意見であることをご了承ください。
『家庭環境が一緒だから』という考え方
『バチェロレッタ』『バチェラー』を見ていて引っかかったのが「家庭環境が一緒だから」という言葉。
私も親からそう言われてきたし、20代はそのような目で相手を探していました。
結婚となると家族の問題になるので、『家庭環境が同じ人を選びたい』と思うのが多くの人の本心です。
自分は両親に暖かく育てられて、金銭的にも余裕があり、優しい両親に育てられた。
だから相手にも同じ環境を求めることで、その人との結婚生活はきっと自分が育った環境と同じ環境を用意できる、と思うのでしょう。
断言します
そう思っている時点であなたは相手の本質を見ようとしていません。
そう思われている時点で相手はあなたの本質を見ようとしていません。
もちろん、家庭環境は人の性格に大きく作用します。
汚い言葉で育てられた子供は、それが当たり前と思い汚い言葉を話します。
ですが社会に出て10年ほど揉まれると、自然に家庭環境から独立した『自分』になっています。
そこに目をやらずに、いつまでも『家庭環境が』などと言っている人は、相手の本質を見ようとしていません。
私の娘は将来『家庭環境が悪いから』という理由で結婚を断られることもあるのか、と思い驚愕し、そんな考えに腹立たしさを覚えました。
彼女は彼女であり、親が作り上げた人形ではない。
彼女自身を見ていないから、『家庭環境』を見られるのではないだろうか、と。
そんな相手はこちらから願い下げましょう。
これも相手を見定める一つの基準です。
『家庭環境』を見て断られるのであれば、逆に『家庭環境』が悪くて良かったと思いませんか?
きっとそんな相手は表面的な美しさだけを求め、子育てに入った段階で浮気するので(あくまで経験上なので悪しからず)、そんな考え方を持つ相手だと知れて良かった、と思いましょう。
逆に、『家庭環境』に依存せずにどうやったら子供たちが『自立した自分』を自分自身で作っていけるのかを考えましょう。
『家庭環境』に依存しない『自立した自分』を自分自身で作る方法
『家庭環境』から脱して『自分』を個で作るためには親の間違いに子供自身が気が付き、そこに引っ張られないようにしなければなりません。
『親にやられたことをしたくないのに、ふと気がつくと同じことをしてしまっている』というのは良くある事ですよね。
けどその負のスパイラルは切り取りたい。
そのためには、さっさと親の元から離れる事が大切です。
中学生や高校生から海外へ留学して自分の責任において生きている子供たちは、早い段階で自立した自分になっています。
世界一周などで1年以上自分で決断し、前に進み続けた人が自立した自分になって帰ってくるパターン、多いですよね。
また、「これまでの自分をリセットしたい」という理由から、遠く離れた沖縄や海外に移住する人も多くいます。
それはつまり、これまでの環境や人間関係に引っ張られることなく自分を作っていきたい、という思いからではないでしょうか。
それを自分の子供たちに早い段階でさせてあげれば良いのではないか、と考えるのです。
いつまでも隣に置いておきたいと思うのが親の心理ですが、ここは心を鬼にして子どもたちを早い段階で自活させるべきでは?
自活が自立に大切な理由
- 自活することにより、自分の責任において自分の選んだ道を進める。
- そこで失敗したとしても自分の経験値となる。
- その経験値の多さこそが、自分を作り上げる糧となる。
- そこに『家庭環境』は関係しない。
『家庭環境』が良いとは言えない環境で子育てする私が子どもにすべきこと
我が家の環境はこんな感じ
- 娘5歳息子3歳で離婚
- 同じ県内に父親はいる
- 親族親戚が近くに居ない(飛行機に乗らないと会えない)
私は(側から見ると)家庭環境の良い家で育ちましたが、私自身は側から見ると家庭環境の良くない家庭を築いています。
20代の早い段階から「普通の幸せなんていらない」などと考えていました。
家庭環境が良い家で育ったのにも関わらず、そんなことを思っていて実際実行してしまっています。
そう考えると家庭環境って、関係ないですよね。
離婚を特別なこととして捉えない
シングルマザーになって気をつけているのが以下です。
- 父親とは面会している
- 家庭の中で父親の話をタブーとしない
- 父親に会いたいと思うのをタブーとしない
- 子供が望めば子供の結婚式に彼を招待することに反対しない
これらは『離婚を特別なこととして捉えない』ためです。
離婚したとしても子どもにとっての父親は変わらないわけで、そこを否定するのは違うと考えています。
父親は子どもたちの父親なわけで私の父親ではありません。
子育てしなくてもそんなことは子どもたちにとって関係なく、父親は彼でしかありません。
離婚したとしても離れて暮らすだけで他は何も変わらない。
ただ会いたいときに会いにくくなってしまっただけ。
ただそれだけのことです。
離婚をマイナスなことと捉えないように、私はそのように工夫しています。
離婚をマイナスなことと捉えなければ、『自分には父親がいない』ということを負の面として捉えずに堂々とすることが出来ます。
私は私、親は親、という考え方をここでも培える、そう思っています。
ポイント
離婚したとしても子どもにとっての父親は父親で変わらない、ただ親にとっての夫ではなくなっただけ、とすることで私は私、親は親、という考え方を培えます。
それが他人と比較しない、自分の考えや意見を持つ、ということに繋がっていくのではないでしょうか。
言葉が理解出来るようになる前から説明し決断をさせる
子どもは理解力が高く、色々な状況を察知して周りの空気を読んでしまうことが多いです。
感受性の強い子どもは特に、周りが期待する言動に走ってしまい、疲れてしまいます。
それはそれで長所でもあり素晴らしい才能ですが、親の考えが全てではなく、自分の意に反したことに従う必要はありません。
親はこう思っているけど私はこう思う、という考え方を早い段階から身につけて欲しいと考えます。
そうすることで悪い家庭環境に引っ張られずに、自分は自分として確立できる、と思いませんか?
その為には言葉が通じなくても、自分で選ばせる訓練をすることが大切になってきます。
今こういう状況だけど、どっちを選ぶ?という声がけを繰り返すことで、自分で考えて答えを出そうとします。
選んだことに親はケチを付けない(付けたくなりますが!)よう気を付け、命に関わらなければOKとしましょう。
失敗したとしてもそれが子どもの経験値となり、次からは失敗しなかった方を試すようになります。
なんども同じ失敗を繰り返すのであれば、前もこうしてこうならなかった?と思い出させてあげましょう。
ポイント
私たち親は、親の考えに従う子どもを育てるのではなく、考えを持った一人の人を育てているのです。
子どもは経験値が少ない人なので、そこに経験値のある親や大人が知恵を貸してあげる。
子育てってそういうことではないでしょうか。
子どもが自立するよう後押しをしてあげる
親は子どもが可愛くて仕方がありません。
愛情があるからこそ、離れた場所で暮らすのは心配で仕方がありません。
ですがだからこそ、あえて離すのです。
この絵本、読んだことありますか?
なす農家に産まれた男の子が、傷のついて市場に出せない茄子を1皿100円で売りに行かされた、という内容の絵本です。
このお母さんはただ子どもを利用して稼がせていたのではなく、お金を稼ぐことの大変さや楽しさを子ども教えていたのです。
そして彼は大人になり社長となりました。
親が素晴らしい経験を与えたからこそですが、家庭環境がどうであれ、こういう経験を子どもにさせる、ということが大切だと分かります。
辛い経験でもそれが経験値となるのであれば、やらせるべき。
では実際私は何をしてあげるべきなのかを具体的に考えたときに、以下が上がりました。
- 1円を稼ぐ大変さと楽しさを知る為にお買い物ごっこをする
- 海外に連れて行きたくさんの世界を見せる
- どこかのタイミングで海外に出す
『1円を稼ぐ大変さと楽しさを知る為にお買い物ごっこをする』について少し説明したいと思います。
1円を稼ぐ大変さと楽しさを知る為にお買い物ごっこをする
小学校で先生をしている友人から聞いた話で、なるほどと思ったのでここで共有させてもらいます。
こうしたプログラムをして小学校を回っている方がいるようですが、残念ながら詳しい情報を入手することが出来なかったので、私が聞いた範囲の紹介をさせていただきます。
素晴らしいプログラムなので、是非学校で取り入れて欲しいです。
折り紙をお金に変えることで仕事を学ぶプログラム
- 先生がみんなに1枚の折り紙を配る
- その折り紙を使って生徒は作品を作る
- 先生がその作品に値段をつけて買う
- 生徒はそのお金を使って新たに折り紙を買って作品を作る
③と④の繰り返しになるのですが、丁寧に作られた作品にはそれなりの価値があり、そこへの対価は大きくなります。
従って次に高価な折り紙(金銀や柄の入った折り紙)を素材として買うことが出来、高級な素材で丁寧に作られた作品はまた高値で売買されます。
逆に適当に作られたものは価値が低く、永遠に一番安い折り紙を1枚しか買えず、大量生産安値売買の貧乏スパイラルが生まれます。
これらを経験することで、お金を生むということはどういうことなのかを学んでいくのです。
上手な子が参加費をもらってやり方を教えて、ということもさせることで別の角度のビジネスの勉強にもなります。
お金を稼ぐ大変さや楽しさを知ることで、普段のお買い物の仕方も変わるのではないでしょうか。
片親で育とうと子供たちは幸せな結婚は出来る
片親で育とうと良い家庭環境で育とうと、幸せな結婚に家庭環境は関係ありません。
ある程度歳を取るとそんなものは関係なく人となりを見られるようになるのですが、若い頃はどうしても結婚後の生活を相手が育った家庭環境に見てしまいがち。
ですがそれって本当に相手を見ていると言えますか?
お見合いなど相手のことを知らずに結婚する場合は、家庭環境が一つの判断基準になります。
それしか情報がないので、それはそれで致し方ありません。
恋愛や友人関係を経て結婚を考えた際に、どうか家庭環境ではなく相手自身を見てあげてください。
家庭環境ではなく、あなた自身を見て大切に思ってくれる相手を探してください。
片親だから、という理由で何か言ってくるような相手はあなたの相手ではありません。
家庭環境が良い相手を求めているのであれば、あなたの相手はその人ではありません。
ちゃんとあなた自身を見てくれる人が必ずいます。
その人と会った時に最高の自分でいられるように、日々を丁寧に気持ち良く過ごしましょう。
あなたがあなた自身を大切にする、それだけでいいのです。
人生を歩むのはあなた自身の足。
その足を大切に日々を楽しもうね。
片親で育った子供たちは幸せな結婚が出来るのだろうかについて考えてみる/まとめ
ポイント
- 『家庭環境が一緒』という考えは差別的
- 『家庭環境』が良くない家庭で育っても、自立して自分を作り上げればそれまでの環境なんて関係なくなる
- 片親である私たちがすべきことは、子供たちを負のスパイラルに引っ張らないこと
- 幸せな結婚に家庭環境は関係ない
- あなた自身を見て大切に思ってくれる相手を探そう