ハイタイ!
東京から沖縄に移住して8年目、シンママフリーランスのRIKA(@rikaokda)です。
今日は実際の沖縄移住生活について。
離婚しても沖縄から離れない、沖縄の生活にどっぷり使っております。
今回、市営住宅の空き連絡が来たので、市営住宅に入るには?について書きたいと思います。
こんな方におすすめ
- 家賃を出来る限り安く抑えたい方
- 収入が少ない方
- ひとり親家庭の方
- 市営住宅について迷いを感じている方
そもそも市営住宅とは?
市営住宅とはその名の通り、市が運用している住宅です。
入居にはいくつか条件があり、名護市では以下となります。
チェックリスト
- 現に同居し、又は同居しようとする親族があること。(夫婦、親子、婚姻予約者)
※単身入居の場合 : 60歳以上・障がい者・生活保護受給者 等
(身体上又は精神上著しい障がいがあるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることができず、又は受けることが困難であると認められる者を除く。) - 市内に住所を有し、現に居住していること。
- 現に住宅に困窮していることが明らかであること。(県営住宅・市営住宅からの転居は認めない。)
※入居予定者全員が持家(共有部分も含む)を所有していないこと。 - 名護市営住宅設置及び管理条例に定める収入基準に適合していること。
- 市税、国保税等を滞納していないこと。
- 連帯保証人を準備できる方(市が定めた条件に当てはまる連帯保証人が必要です。)
- 申込み者又は同居者、若しくは同居しようとする者が暴力団員でない者。
つまるところ
ひとり親であれば入って損はない
市営住宅の不安点
とはいえ、市営住宅にはいくつか不安な点があります。
市営住宅の不安点その1:古さ
市営住宅には築年数が古いものから最近建てられたものまで様々あります。
とはいえ、名護市では築35年以上のアパートも多数存在しており、そんなアパートに住んでいる人も大勢います。(現状私もそうです)
多少古くても、家賃が安いに越したことはない!
しかも市で運営しているという責任があるため、一般のアパートよりもしっかりと作っている(はず)。
ひとまず住む、という分には全く問題ありません。
市営住宅の不安点その2:住環境
先に挙げた通り、『生活に困っている人』が住む団地となります。
そのため、気になるのは住環境です。
ここは子供にも関わってくるポイントとなるため、予め見に行って共有スペースが綺麗か、ゴミ出しがルールに乗っ取っているか、等をチェックすることをお勧めします。
また、21時ごろにアパートの前を通ることで静かな環境なのか騒がしいのかも判断出来ます。
とはいえ、住んでみなければ分からない、というのが現実であり、私は新しいところであればOKかな、という期待を込めて応募しました。
市営住宅の不安点その3:周囲からの目線
住所や住まいを聞かれれば市営住宅に住んでいることを露呈することになります。
そのため『=低所得です』と言っているようなもの。
ですが、シングルマザーで住める部屋と言ったら、それなりに低い家賃であり、そもそも『シングルマザー=貧乏』なのですから(あくまでイメージ)、あまり気にするポイントではありません。
それよりも3人で住む場合、3DKとなります。
シングルマザーで3DKに住めるのはかなり有難い!
しかも周囲の相場と比べて家賃が月々3万〜5万ほど変わります!(収入による)
と思うと、住まないことはありません!
市営住宅の不安点その4:儲けすぎたら退去宣告が来る
私が一番悩んだ点はここでした。
フリーランスとして活動している身なので、月々の決まった金額はありません。
まだ独立して3年目なので大した儲けがないため、いつでも「今年がダメだったら就職しよう」という気持ちでやっています。
そのため今の時点では市営住宅の家賃で住居を得られるのであれば非常に有難い。
ですが、上を目指している身としては、儲けたら出なければならないのか、、、ととても悩みました。
ですが詳しく聞くと、シングルマザーには手厚い控除があります。
それについて実際の計算方法をお伝えします。
これを聞くと、絶対に応募するべき!と思います。
シングルマザーの場合の控除計算方法について
市営住宅は、ある一定の月収額を越えると退去しなければなりません。
その計算方法がこちら。
月収額=(世帯の年間総所得ー該当する控除額の合計額)÷12
この月収額が、一般世帯は158,000円以下であること、小学校就学前の子供がいる世帯は21,4000円以下であることが条件となります。
そしてシングルマザーの場合の控除がこちら
一人につき380,000円!
寡婦控除270,000円!
つまり、ひとり親世帯で我が家のような7歳と5歳を抱える身ですと、控除額が38万×2名+27万円 合計103万円が控除されます。
また、こちらの所得は全然年の所得となるようで、今年は平成30年の確定申告(または源泉徴収)にて確認します。
つまり、今年と来年はまだ下の子が保育園なので、平成30年と31年の月収額が21,4000円以下であれば良い、ということになります。
となると
214,000円>(世帯の年間総所得ー1,030,000)÷12
つまり
年間の総所得が3,598,000円(月299,833円)を越えなければ良いのです!
そして令和2年以降、つまり今年の総所得が関わって来るのが再来年となるので我が家では上の子が小学生に入るタイミングとなります。
したがって、今年以降の総所得が
158,000円>(世帯の年間総所得ー1,030,000)÷12
つまり
年間の総所得が2,926,000円(月243,833円)を越えなければ良いのです!
もし越えた場合、1月に通知が来て4月までに退去らしいので、ひとまず令和4年の4月までは住めることが確定したので申込を進めることにした我が家であります。
市営住宅の申込方法
市営住宅は誰でも好きな時に申し込めるわけではなく、決められたタイミングで応募し、抽選に当たった順に退去が出たら連絡をもらえる、というものになります。
名護市では毎年6月頃に応募して8月に抽選会、となります。
詳しくは5月中に名護市役所 建設部 建築住宅課(電話:0980‐53‐1212)に確認しましょう!
そこで抽選番号1〜10が決定し、空きが出次第1番から順番に連絡をもらえます。
ココに注意
抽選が当たっても入居が確定するわけではない!
つまり、出る人がいなければ例え抽選番号が1番でも入れないのです!
しかも毎年抽選が行われるため、有効期限は1年間。
入居連絡が来ない場合、毎年6月に応募して再度抽選を行わなければなりません。
なんともシビアな!
抽選会場でお隣になったおばあが、「退去待ちだったのに今年は10番にさえ入れなかったわ」と嘆いていました。。。
市営住宅の抽選方法
8月頃抽選が行われるのですが、応募の際に番号を配布されます。
シングルマザーであればその番号が二つもらえます。
そして抽選当日、市役所の担当者が会場で番号の入ったガラガラを回します。
〇〇市営住宅 1DK
1番、抽選番号何番
2番、、、と10番まで続き、次は2DKといった具合で各市営住宅の各間取り毎に10人を排出します。
同じ人の番号が出てしまった場合、そのかたは既に先の番号で割り当てられているため、繰り上がりとなります。
(つまり、35番と40番という番号を持っていて、2番手で35番が呼ばれて5番手で40番が呼ばれた場合、5番手は無効となりもう一度ガラガラします)
会場の雰囲気なのですが、単身のご老人が多く、そういった方は1DKとなるので(入居人数により強制的に間取りが決まっている)、2DKや3DKの競争率は1DKより低い印象を持ちました。
また、2つの番号をもらえるというのも非常にありがたいですよね!
シングルマザーは二つの番号を所持できるので、倍率も下がります!
運よく空きの連絡が来たら
3月退去の方が多いと思っていたのですが案の定、4月に空きの連絡がありました。
(なんと我が家は待機1番目だったのです!)
そこから必要書類を揃えて提出し、また市役所の審査にかかり、そこが通れば晴れて入居!となります。
ですが現在コロナ中で市役所に行けず、先に進めておりません。
また先に進んだら詳しくお伝えしたいと思います。
沖縄での生活『名護市の市営住宅に入る』ことについて まとめ
いかがでしたでしょうか。
だいぶハードルが下がったのではないでしょうか。
まずは応募してみて、それから色々と考えるというのもありです。
私はまずは入居してみて、その間にお金を貯めていつかマイホームを持ちたいと思っております!
(ただしこれについては悩むポイント多し)
いつ何時何があってもおかしくない世の中。
例え収入が激変しても住める場所を確保しておきたいですよね。
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。